歴史の中の「あこがれ」の住まいと暮らし
セミナーの登壇者の一人山本理奈氏の著作を手に入れました。この本の引用文献の中に、松本恭治・吉田進一・江口司津「長期経過した公的分譲集合住宅団地における居住者の高齢化と住まい方ーその1~3」『日本建築学会大会学術講演梗概集』、1995年1193ー1198頁。がありました。
小澤史
やっと小澤さんの第1回目の原稿を受け取りました。状態は上記の通り手書きです。
これを打ち込んでファイルにしました。初回は松本先生の思い出です。文中にもありますが松本先生は大の電話魔。電話が来ると1時間ではすみません。時間も様々です。僕も松本先生の晩年にこの洗礼を受けました。マンション管理士と言うより高層マンションに住む人として関心があったようですが、結構良いこと言うと褒めてくれました。一番は、お役人の時代に海外へ研修旅行があったのでしょう、海外の事情に詳しく、マンション問題に様々な提言をお持ちでした。欧州の現役世代は定年になると自宅を若い人に売却して賃貸へ移動すると言う話でした。日本も国が高齢者用の賃貸を住宅を充実させるべきだとおっしゃっておりました。マンションを終の棲家にするから、高齢化、孤独死、管理費滞納更に相続放棄などの問題が発生するのだとも。松本先生はフィールドワーカーでした。現地へ必ず行きます。取材します。生の声を聴きます。小澤さんの文章にある原宿町のエピソードもそれを表していますね。
ではこちらからご覧下さい。今後も1ヶ月に1回くらいで掲載を予定しております。
かつてにNPO法人日住協の神奈川支部会報「魁」に連載していた理事長29年とは別の角度からいろいろ書いて貰いたいと話をしています。魁の記事は日住協のホームページで見ることが出来ますので、関心のある方はそちらも是非参考にして下さい。
マンションと弁護士
相談に乗ったマンションの最初の解決は弁護士マターだ
知り合いのT弁護士に依頼した。
昨日からマンションの人の諸情報を貰おうと依頼したがまるで何のつぶて。
そしたら弁護士から電話があった旨のメールが届いた。良かった。
これでファーストステップはクリア。問題はその後のはず。
それに備えて、こちらもチームを作らないといけない。建築士は必須だ。
築60年のマンションは、手をつけていない箇所は、廃墟マニア向けと言っても過言じゃない。何から手をつけるのか。公道との問題や崖地の問題もあるし、実は多くの棟は建て替え不可だそうだ。これも調べないといけない。建て替え出来る棟もあるらしい、これでは全体の合意形成は無理だ。